つながる・ひろがる

気づくと、11月も下旬にさしかかり、いよいよ今年もあと1ヶ月と少し。
時間の流れが速すぎて、焦ります(笑)

昨日は、滋賀県児童福祉入所施設協議会のステップアップ研修の講師をつとめさせて頂きました。

お話を頂いた時は、セミがなく猛暑の中だったのに、気づくと赤く色づいた葉が舞う11月。

準備から今日まで、本当にあっという間。

しかし、研修のグループワークで、参加者のみなさんがワイワイと語り、表情がほぐれていく様子を見て、時間をかけて、研修をデザインしてきた甲斐があったなと、うれしくなりました。

研修の依頼を受けると、その主催者に目的やニーズをインタビューし、参加者の属性や集団の雰囲気などをお聞きしてから、研修、特にワークをデザインしていく過程が、個人的には大好きで。

現在、同じく11月に2件、来年年明けに2件、別々の組織から依頼を受けており、気分は、締め切り前の作家(笑)。

常に何かに追われている気分ですが、各クライアントのニーズにベストで答えたい!と必死になるこの時間こそ、成長の刺激・糧に。

やっぱり、インプットとアウトプットの両方があるからこそ、自分の身になるなあと実感。そのため、質の良いアウトプットには、大量の、かつ質の良いインプットも必要と、本とにらめっこする日々…。

それにしても。

今年のこの夏以降の時間の流れが速すぎ、何に時間を費やしていたのか思い出せず。

私の記憶装置ー手帳をめくってみました。

そうそう、そうだったなと。

8月末から受講しはじめた、京都精華大学のリカレント教育「グラフィックファシリテーション」の講義が週1回受講。

それに加え毎週末、その受講者たちとのインターバル活動という名の濃密な対話の時間。これがすごくて、1回3~4時間くらいになることも。

オンラインなので、本当なら出会わない、才能豊かな異業種の方々と、温かく深い時間が、目には見えない私の中の何を育てている感覚。

講師のなっちゃん(社団グラフィックファシリテーション協会の代表)の言葉や場を動かす力に圧倒されて、自分の無能さと弱さに打ちひしがれて、しばし落ち込むことも。

ただ知識を得ようと入った場ですが、これが案外、人として、臨床家としての自分の弱さとの直面化の場に。

正直、すごく「痛い」のですが、
不思議と「嫌」ではない。

そして、10月から参加し始めた、8週間のマインドフルネス講座。

講座以外に毎日40分の課題を課されていますが‥‥正直、そこまでこなせず。「こなせない」のか「こなしたくない」のか、自問自答の日々。

罪悪感に苦しみつつ、「できることをできるだけ」をモットーに、ちょっとの時間でもと、今もしがみ(座り)続けています。

あれこれと手を出し、走り回る自分。


我が家で買ってる、カサカサと部屋中を無意味に走り回るジリスの姿が重なります。

もっと、落ち着けば?
自分と向き合ってるばあいじゃないでしょ?
もっと他にやることあるでしょ?

時々、この一見、まとまりのない自分の日々に、疲れと不安がわきます。
これって、意味があるのかな?

先日、子どもと公園に遊びに出かけた時に、大きな傘のように緑が垂れ下がる木を見つけました。

下から中にもぐり、上を見上げみたんです。

その瞬間、ああ私はこうなりたい。
強くそう思いました。

幹から枝、そして葉が茂るように、
こんなふうに、組織と人がつながる・ひろがるといいな。
そして、自分の知識や行動が、社会につながるといいなあ、と。

一見、何につながるか分からないことでも、
それは必ず誰かの、どこかの何かの役に立つはず。

不安になると、いつも心の中でそうつぶやいています。

これからも専門的なことはもちろん、それ以外のことにも手を広げて、人や組織を支える、求められるBringOutでありたいなと思います。

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