案外話せないメンタルのこと

これは、個人カウンセリングでも、企業内カウンセリングでも、よくお聞きすること。

「案外、メンタルの問題は身近な人に話せない」ということ。

私にお話をしてくださる方は、当然のことながら、悩みを抱えておられ、
特に企業内でお話をお聞きする場合、なかなか危機的状況に陥られておられている方と相対することになります。

同僚や上司が、幸いにもその方の異変に気付き、「大丈夫か?」と声をかけられますが、見事なまでに「大丈夫です。」と答えてしまう方のなんと多い事か。

そのために、プロに聞き出してもらおうと、上司や人事担当者から希望を託されて、その方と面談するわけです。

相手が専門家と知ると、たちまちそのしんどさを語りだして下さる方もおられますが、それでもなかなか不調について、というよりも、そもそも不調であることを否定される方すらおられます。

それだけ、組織の中で「しんどさを語る・認める」ということは、それ自体がその方の別のストレス・問題を生んでしまう難しさがあるように思います。

それでも、一定の業務がこなせなくなったり、出退勤が乱れだしたりと、メンタル不調が表に見え始めると、社内のシステム上、社員を見守る役割の担当者が動き出し、いずれにしろ、その方のメンタルに関する問題は、どこかで取り出され、取り扱われることになります。

一方、それがプライベートな空間で、となるとどうか?

メンタルについて、語らざるを得ない状況・システムというものはなく、会社の中のように、お節介な心理士が「何かありませんか?」と聞いてくる機会も少ないのが現状。

要するに、自分のメンタルについて、自分が話題に出すか出さないか、語るか・語らないかを選択できます。

その選択の自由が保障されているからこそ、「秘密にできる」良さもありますが、だからこそ「出すタイミングがない」「知ってもらう機会がない」という状況にも陥りがちです。

そのために、普段、何気ないことを話す相手にこそ、「案外、自分のメンタルに関することを話せない」という状況がプライベートな空間でも生まれ、そして相手も、ずっと一緒に過ごすわけでないなら、あなたのその意外なデリケートさを知ることもない、ということに。

一概に、誰にでも、いつでもメンタルに関することを話せることがいいとは思いませんが、ここぞという時に吐き出せる人・場所があるかどうかは、結構、その方の心の健康度を支える大事なポイントだとも思います。

あなたはしんどい時、誰に話しますか?
誰に、話せますか?

知られないからこそ、快適・安心であることもあります。
「秘密にできる」権利も大事。


メンタルなこと・内面にまつわる話は、その方にとって、とても大切な・オリジナルな、そしてとてもデリケートな部分ですから、「いつ」「誰に」「どこまで」話すか・話さないかを選ぶ権利があります。

だから、「案外友だちには話せない」「家族だからと言って話せない」のは当然です。

ですが、だからこそ苦しくなる時があります。
そばにいるのに、分かってもらえない苦しさ・話せない辛さ。


タイミングとそのしんどさの内容・質によっては、人は悩むことがとても苦しくなります。

そんな時には?

そんな時こそ、この場所をちょっと思い出して頂けたら。
「いざという時は、行こう」と思ってもらうだけで、心のお守りに。


そうこうしているうちに、しんどさを自然と自力で越えられることもあると思います。


実際に、ここを「使う」・「使わない」もあなたの自由。

だけど、覚えておいてください。
いざという時の避難場所として。

そして、いざという時に逃げる場所がどんなところなのか、知っておきたい方は、部屋と心理士をちょっと知ることができる「CBT教室」でお試しを。

そんなつもりもこめて、このイベントを今後も細く長く、やっていきたいと思います。

なんとなく、ピンときたら時は、いつでも、あなたのタイミングでどうぞ。
いつでも、お待ちしています。


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