bringout 今日は朝から、大の苦手な会計仕事をやっていました。
実は私は数字とパソコンが苦手で、ワードとパワポはなんとかなりますが、エクセルは住所録を作る程度でしか触れず。
正直に告白しますと、今まで「数式」が使えず（今も「合計」だけ）、エクセルで表を作っても、こっそり電卓で計算をして入力をするという「荒業」で乗り越えてまいりました（反省）。
が、起業すると、回避してきた「エクセル」がどうしても必要になり…現在、絶賛格闘中です。
今日は朝からパソコンをひらき、洗濯・掃除・料理・外出の隙間をぬって、1日中会計書類を作っていました。そしてついに、「絶対に無理だ！」と思っていた書類を無事に完成！
あー、すっきり！
やれば、できるじゃないかー！
自分をほめました。
が、朝からかれこれ、もう10時間、エクセルとにらめっこ。
まばたきを忘れて眼球がカサカサ…やりすぎました。
でも、仕事が背後について回って、この2週間くらいこそこそ逃げるように過ごしてきました。頭の片隅にちらちら…これ、すごくストレスです。
すっきりしたくて、逃げるくらいなら正面から！と今朝は息巻いて、勇気を持ってがっつり取り組みました。
終われば確かに、すっきりハッピー！
ですが、こういう仕事は、１つ片づければ、またもう１つ。いや、まだあと３つ？全部片づけてすっきり！とはいかないものです。
きりが良いところまで終わらせる！とやり続けて10時間。
「きり」ってどこ？
やりすぎは、いけません。
コツコツ、地道に毎日やればこんなことにはならないのに。
わかっちゃいるけど、追い詰められないと出ない底力。
一定のパフォーマンスを日々発揮し続けることは、案外難しいものです。それができる人は、その「コツコツ＝安定感」があなたの強み。
大抵の人は、1週間・1ヶ月の自分のやる気の「波」があるはず。
それを観察して、自分で予見して波を乗りこなすことが、実は仕事をスムーズに安全に回すコツかと。
仕事がたまってきた時の、「すっきりしたい」中毒。
あるいは気分が乗ってきたときの「やりすぎ」中毒。
危ないです。
これが続くと、自分の疲労に気づかず、逆に気分が高揚し、さらにやり過ぎてしまうことに。そして頭がさえて寝つきが悪くなり、それが続くと睡眠障害に。
休職に至った方の多くは、ある日身体が急に動かなくなり、朝から出勤できない状態になり、そこで初めて不調に気づきます。このように心身のアクセルとブレーキが思うようにいかなくなった状態、これが世に言う、「自立神経失調症」の症状です。
うつ病になる方も、最初から気分の落ち込みがあったわけではなく、大抵はこういう生活や仕事上の些細な波から始まります。ですが、些細な波ゆえによくも悪くも気づかず、注意も向けず、ついつい「波に乗って」仕事をやり過ぎてしまうのです。
集中して何が悪い！と思われるかもしれませんが、これが「過集中」の罠です。
会社で仕事をしていた時は、会社を出ることで、強制的に仕事から離れて「OFFモード」に切り替わります。ですが昨今の在宅勤務は、場面の切り替えがないために、ついつい「やりすぎ」やすい環境にあります。
在宅勤務のみなさん、私と同じような罠にはまっていませんか？
どうぞキッチンタイマーを常備して、適宜、強制的にトイレと休憩を！
過集中にご用心。