グループワークショップ開催  のお知らせ

先日ご案内しました通り、セルフケアに使える認知行動療法入門グループワークショップを開催します。

実施内容をお伝えするその前に、「なぜ認知行動療法か?」から。

認知行動療法(以下CBT)は、うつ病などの治療に使われる心理療法ですが、そのエッセンスは、ストレスと上手に付き合うための「こころの健康法」でもあります。

つまり、病気の治療法として使う以外に、健康な時に、あるいは病院へ受診するほどではないけどしんどい時に、ストレスにエネルギーを奪われず、自分を少しでも楽に、より楽しいこと・必要なことにエネルギーを回せるようになるための方法なんです。

個別に学ぶ方法もありますが、グループでCBTを学ぶとモチベーションがあがるだけでなく、相互の積極的な対話・他の方の意見から、普段1人で考える時よりもずっと自分を客観視でき、あなた自身の気づきも深まります。

昔から、心理の専門職としてこういう場をつくりたいと思っていたのですが、病院に常勤で勤めていると、なかなか開催することも叶わず。
勇気もなく(笑)。

私自身、CBTを学び始めて思うことは、病気の治療や予防法としてだけでなく、生きていれば誰でもしんどい時期があるその時に、「こころの絆創膏」になる方法だということ。

せっかくなら、習い事のように、一般の方にもCBTを学んでもらう場を作ってみたらどうだろうかと、長年考えてきました。

特に、結婚・出産・育児・家事・仕事…女性には、たくさんの人生の選択・決断を求められる場面があり、男性より悩む事柄が多い。だからなのか、うつ病も男性より女性のほうが有病率が高いと言われています。

一見元気だけれども、ストレス満載の女性たち。病院にこそ来られませんが、心がおしつぶされそうになる時期が、どなたにもあるはずです。

私もそんな時期がありました。
これからもある、と思います。
でも、「CBTがあるからなんとかなる」とも思っています。

もちろんすべての問題が、CBTで解決するわけではありません。
人によって、合う合わないがあると思います。

しかしCBTの考え方を知って損はなく、私の場合は、自分を自分で助けられることが増えました。

そんな個人的経験もあって、またうつ病の方々と病院でカウンセリングしてきた心理師の経験から、ある程度元気なうちに、CBTのエッセンスを学び、自分のために使えるようになるといいんじゃないか?と考えるようになりました。

そんな中、先月偶然、ある方から「CBTを勉強したいから教えてほしい」と声をかけられました。

あたためてきた考えを実現するチャンス!

ということで、この方のご理解・ご協力もあり、このグループワークショップを開催する運びとなりました。

個人で開業した今だからできること。
個人カウンセリングとは違った形で、同じ悩みを持つ女性同士が学び合い、お互いの対話自体がセルフケアにもつながる場所。

そんな場所・時間を提供したいと思っています。

では、今回のグループワークショップのご案内です。

今回開催するCBTグループワークショップは、治療ではなく、CBTを知ってもらうこと、セルフケアのスキルアップを目的とします。グループで認知行動療法のエッセンスを一緒に勉強しつつ、集団でのCBTを体験して頂きます。

本来は、2週間に1回のペースが望ましいのですが、今回は、最初に参加希望して下さった方のご都合を優先し、月1回・合計4回シリーズで、下記の日程で実施させて頂きます。

<実施日時>
5月20日(木)10:00~12:00 
6月17日(木)10:00~12:00
7月15日(木)10:00~12:00
8月5日(木) 10:00~12:00

<参加費>
 15,400円(税込み)
  *1回あたり3850円(税込み・資料代込み)
  *当日現金でお支払ください。

<参加対象>
認知行動療法に興味がある方なら、どなたでも構いませんが、全回通じて参加頂くことが条件となります。

また、参加者のプライバシーに関わる情報が扱われる場となります。お互いに安心安全に参加して頂くためにも、その場で出たメンバーのプライバシーにかかわるお話は、その場以外に出さない・話さないことを必ず守れる方に限ります。

<募集人数>
 3名(先着順)。

CBTではお互いに思ったことを自由に発言し、積極的な対話を通じて、各自が自分に合った考え方や方法を試行錯誤することを大切にします。そのため、コミュニケーションがとりやすい少人数で実施します。

現時点では、コロナ感染症の予防対策を充分に行い、対面で行う予定です。場所は後日ご報告しますが、大津市内(駐車場完備)を予定しております。

このワークショップの申し込みは、ホームページのお問い合わせフォームより、お願いいたします。ご質問なども、こちらからお気軽にお尋ねください。

ご応募、お待ちしております。

この記事を書いた人